鰤切手

旧初めての理系編入。編入から無職まであなたのお供をします。

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志望理由書は相手の気持ちになって考える 書き方と実践編

志望理由書を見せてくれと言われるので、今日は僕が書いた志望理由書を参考にしつつ、こんな流れで書きますよというのを書いていきます。

 

コツとしてはとにかく書きましょう。失敗してもよいので書きましょう。

 

目次

 

 

きっかけは何でもいいけど志望理由にしてはだめ

よくいるのですが「大学受験失敗したから!」「学歴ロンダリングのため!」っていうのはきっかけでいいのですが、これは志望理由ではありません。志望理由ときっかけは絶対に混ぜないでください。

 

 

大学はどんな人が欲しいのか考える

 まずこれを考えないといけません、順を追って考えましょう。

大学というのは何が目標でしょうか?それぞれの大学で目的が違うと思いますが、どの大学にも当てはまりそうなものを自分なりに考えてみると

 

・優秀な人材を育て、社会に出す

・優秀な研究成果を出し、社会に還元する

 

国からお金をもらっている以上、国に貢献しなくてはならないはずです。と考えると上の2つはどの大学に当てはまると思います。(当てはまらなかったらごめんなさい)

つまり編入試験で大学側はどんな人が欲しいのかというと

 

・社会にとって優秀な人材になりそうな人

・優秀な研究成果を出しそうな人

 

を大学側は欲しがるはずです。んでふと皆さんは思いませんでしたか?

 

「じゃあ大学受験で必要な人材全部取ればいいじゃん。編入試験を実施する意味ってなくない?」

 

確かにそういわれてみればそうですね、というか考えれば考えるほど余計泥沼にはまりそう・・・。僕もこれで合っているのか分からないですが僕なりの答えはこれです。

 

過ごした大学を経て将来に明確なビジョンを持ち始めた人を編入試験で取る

 

さっきの話で優秀な人材、研究者になりそうな人を欲しがると言いました、じゃあそういった人って何でしょうか?

そういった人々って「自分はこうなるんだ!だからあなたの大学に編入する必要がある!」っていうのを人に"説明"してさらに"説得"できる人ではないでしょうか。

"説明"は誰でもできると思います、ただ"説得"させるとなると非常に難しいです。では説得させるにはどうしたらよいか、次で説明します。

 

 

過去、現在、未来の3つの時系列を意識

説得させる方法って色々ありますが僕はこれは比較的わかりやすく、説得力もあるのではないかと思います。僕もこの書き方で志望理由書書きました。それぞれのブロックでこういうことを書くといいと思います。そこで気を付けてほしいのが必ず"一貫性"を意識してください。あっちこっちに話がずれると「んでこの子は何がしたいのか?」と思われてしまいます。

 

過去

今の大学に入った経緯でもいいと思います、高校の時にこういう考えがあったから今の大学に入ったって話をします。滑り止めの大学に進学された方もどうして滑り止めに選んだか徹底的に思い出しましょう。

 

現在

そして現在、ここが非常に大事です、なぜかというと大学受験では高校生はみんな勉強で精一杯になりますが、編入では「大学に入る」というイベントを経験をしております。その大学に入るというイベントをどう見ているのか、そこで何を思って編入試験を受けようとしたのか大学側は見るはずです。

どうして編入試験を受けようと思ったのかここで書きましょう。「~がしたくなった」ではなく「~をするために編入する必要がある、~をどうしてしないといけないかというと~~~~」という感じで"欲望"は入れないようにしましょう。わがままだと思われてしまいます。国からお金をもらっている以上「国のお金をわがままで使っていいの?」と考える人もいます。

 

未来

入った後の事、具体的には卒業した後の事も書きます。こういう研究したいです。じゃなくてこういう研究をすることで社会にこういう還元をして将来こういう人間になりたいぐらいまでです。

 

この3ブロックに一貫性を持たせることで説得力が超アップします。ここまでくれば「この子なら将来優秀な人材になりそうだなぁ」と大学側も思うはずです。本当に説得力があるのか不安であれば身近な人、例えば両親とかに見てもらいましょう。

 

今日はここまで、細かい書き方とかはプロの方が書いた本とかに乗っていると思いますのでそのあたりを参考にしてください。一応こんな本がありますよとリンクだけ貼っておきます。

 

ということで相手の気持ち(ここでは大学の教員)になって書きましょう。

あくまで僕自身の考え方なので「ここがおかしい!」とかあるかと思います。

 

 

基本的に相手は読んでくれないことを前提に書く

は?と9割の方は思ったのではないでしょうか

 

とりあえず相手の気持ちになりましょう。読んでもらうのは大学の教員、その教員はおそらく志望理由書を読むこと以外にどんな業務があるでしょうか

 

・自分が担当している授業の準備

・自分の研究

・研究室の雑務

・研究室の学生の指導

・予算確保のための書類記入

 

・・・

 

忙しいです、こんなこと言うとあれかもしれませんが恐らく志望理由書読んでいる暇があったら別の業務をしたいと思っているはずです。

それに加えて志望理由書を受験者分読まないといけない、そう考えると一人にかけている時間なんてかけたくない、そう考えてるはずです。

 (捕捉しますが中には一生懸命読んでくださる教員もいらっしゃると思います。個人的な考えなのであくまで考え方程度にとどめてください)

 

 

勝負は一文目にかかっている!

僕も研究でよく「文章なんか絶対読まないから図をしっかり、特に一枚目の図ですべて決まると思え」と言われます。というわけで一文目でどれだけ読み手の意識を向けられるか、そこに勝負がかかっています。

例えば「私は志望理由は~~~~~~~(自分の気持ちいっぱい書く)~~~~~~~である」と書いてあったらもう読む気失せます。いっそ

 

「私は○○の研究をしたい」

 

ぐらい短くしてもいいのではないでしょうか。こんなことを軽々しく口にしてますがこれがとても難しい、僕が入れられるといいなぁと思うのは

 

・「えぇ?こんなところに目を付けるの?」というような着眼点を含んでる

・どれだけ役に立つか

・そんなこと聞いたことがないというぐらい新しさを含んでる

 

この3つを入れられるとOK。

 

 

あとは書いて他人に見てもらう

ここまでできたらあとは書いて書いて書きまくり、ほかの方からアドバイスを頂いてより良いものにしていってください!