意外といわれるのですが、合格してから編入は勧めない立場をとってます。
今回は編入を勧めない理由、そして編入をしないで生きていくためにはどうしたらよいかも書きました。
目次
- ハイリスク
- 高専生、短大、専門学校生に勉強時間で勝てない
- 他にできることがある
- 編入してから後悔している人がいる
- 編入以外に今できる行動は?
- 1.ちょっとした専門家になる
- 2.他の人と強いかかわりを持つ
- 3.消費ではなく、情熱的に何かを生み出す人になる
- Q&A
ハイリスク
受かるなんて保証はないですし、落ちたらそれまでの勉強時間は無駄になります。無駄にしない方法があればいいんですけど残念ながら僕には思いつきません。あと一緒に試験を受ける人が強すぎる。
高専生、短大、専門学校生に勉強時間で勝てない
専門学校や短大、高専ですとその分野に精通するようカリキュラムが組まれています。一方大学はどうでしょうか、基礎なんちゃらと言って編入に関係ない勉強もさせられます、課題も出ます。つまり勉強時間を比較すると、
高専生:4年間+α
大学生:1年間+α
・・・単純に4倍近い計算です。
全く関係ない勉強と課題をこなしながら編入の勉強するのはきついです。試験で何倍も勉強時間を持った人たちと戦って勝てる見込みはあるのでしょうか。
僕が編入した学類も入った人は18人、そのうち4人は大学から来た人間です。この時はたまたま多くて一個下の代は全員高専出身でした。
他にできることがある
バイト、海外旅行、インターン、趣味、留学・・・いろいろあります。その時間を費やしてでも編入に時間を割く必要はあるのでしょうか。
ハイリスクな編入の勉強をするよりした方がいいものってありませんか?
編入してから後悔している人がいる
嘘だろと思う方も多いのですが本当です。というのも
・編入することが第一目標
の人が多いです、そしてその目標が達成されてしまうと次の目標がなくなります。また最悪なのがこれだけでなく、仮に編入できたとしても
・自分が思い描いていた編入ライフと実際の生活がかけ離れている
のダブルパンチですと、後悔しかありません。例えば単位変換がうまくいかず、ずっと勉強ばっかりで嫌になったとか。このような人を何人も見かけてきました。
編入以外に今できる行動は?
では編入しないで生きていくにはどうすればよいか。まずは考えている暇があったら目の前のことに取り組んでください。なぜかと言いますと、この不安定なご時世、何をやったらうまくいくかは分かりません。そこでとにかく数打てば何か当たります。このブログも数打って当たった中の一つです。それまでセンターの国語も半分以下だし、国語の成績は良くなかったです。それでも、編入を経てから「情報の少なさに困っている人多いし、情報発信してみるか~」と考え、書き始めた結果、今となっては情報発信が自分のアイデンティティになりつつあります。
それともう一つ、ロンドン・ビジネススクール教授のリンダ グラットンさんは、不安定な未来でどう生きていくか3つ提案しています。それを参考に実際に動いてください。考えてはいけません、動いてください。
1.ちょっとした専門家になる
何でも構いません、漫画のレビューなら負けません。折り紙なら負けません。本当に何でもいいです。これなら負けないものを作ってください。できればそれが他人の目を引くものだと◎。
2.他の人と強いかかわりを持つ
同じ夢を持った人とつながってください、僕なら編入を支援している人です。今となってはSNSで簡単につながれる世の中です。かかわりを持つためにも情報発信も大事だと思います。
3.消費ではなく、情熱的に何かを生み出す人になる
お金が増えても幸福につながらないという研究成果が出ています。将来、資源的が枯渇し、今よりも物の消費量を減らす可能性も出てきます。その未来では「消費」より「経験」の方が重要になります。
誰かに素敵な経験を提供する人、その経験を提供するために情熱的に何かを生み出せる人になりましょう。
この3つ、どれでもいいので今から少しでもできることをやってください。例えば折り紙が得意なら折り紙の動画をyoutubeに投稿するとか。
この記事をきっかけに改めて編入って何だろうか考えてくださると幸いです。
Q&A
Q.じゃあ何で受かったの?
A.運
試験二週間前ぐらいから急に問題が解けるようになって(これも運だと思ってます。)、試験当日も自分が解いたことのある問題が出てきて試験時間も30分ぐらい余りました。
Q.どんな人が編入を受けるべき?
A.・学問、研究が好きでたまらない人
・編入を手段と考えて人生をよりいいものにしようとしている人
どちらかに当てはまる人には受けてほしいと思ってます。
参考文献