鰤切手

旧初めての理系編入。編入から無職まであなたのお供をします。

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スナックを定食屋と勘違いして入店して、居酒屋だと思い込んだまま店を出た

コロナも流行っていない今年頭ぐらい。当時近所の料理屋さん巡りにはまってまして、あるお店に入った時のエピソード。

 

住宅街の入り組んだ場所にそのお店はあります。

お店の表には魚の煮つけ、ナポリタン、豚の生姜焼き定食など定食屋にありそうなメニューがたくさん書かれており、いかにも定食屋っぽい。

どんな味なのか気になったので入店する運びに。

 

中に入るとすでにお客さんが一人入店済み。たばこのにおいが充満していた。

あー喫煙OKのお店か、ミスったなぁと少し後悔しつつも決めたからには入店しなければと

 

僕「こんばんは、一人ですけど大丈夫ですか?」

店長「どうぞ~」

 

入店した。

定食屋にしては照明は薄暗いし、鏡でかいし、カラオケボックス置いてあるし、その時前個人のカラオケボックスを改良して定食屋にしたのかなぁと推測していた。

メニュー表を見ると定食以外にちょっとした小物(ユッケとか)やお酒のメニューがたくさんあり品ぞろえ豊富で、ヨドバシカメラも驚くだろうなと感心。

夕飯を食べる気でいたので

 

僕「すみません、豚の生姜焼きでお願いします」

店長「・・・それだけでいいの?」

 

質問の意図が分からなかったけど、量も多そうだし太りたくないので

 

僕「はい」

 

と答えました。

 

店長「・・・何か飲み物いる?」

 

そういうことか、飲み物か。ていうか定食屋って開幕水出さなかったっけ・・・?特にのどは乾いてなかったけど、何か飲まないと失礼かと思い

 

僕「ではお水頂けないでしょうか?」

 

と答えた。店長が一瞬あっけにとられながら「分かった~。」と返したのだけ覚えている。

 

待っているのも暇だったので先に入店した人の会話に混ざったりした。この辺の歴史について熱く語られた記憶がある。

 

んで話に混ざると決まって「いくつなの?」って聞かれる。

25ですっていうと「若いねぇ」。そして「若いから何でもできるよ」と言われる。さらに「自分は○○才だからもう何もできないよ」と自分の不遇を話し出す。その不遇に対し、店長がいろいろ慰めの言葉をかけてくれる。

自分も年齢を言い訳にして自分を正当化するようになる年がくるのだろうか・・・とたまに考える。

この光景何度も見たけど何度も見るしこれから何度も見るんだろうなぁと何度も思う。

 

そして豚の生姜焼き。が来る前に「ごはんいる?」と聞かれたので「ください」と言って食べた。

豚の生姜焼きも白米もおいしかった。

 

一通り食べて一通りお話をして、お会計をして帰る時に

 

「そういえば、うちは定食屋じゃなくてお酒飲むところだから今度来たときはお酒も飲んでね。」

 

と言われた。

超恥ずかしかった。ここは居酒屋だったのかと出るときになって判明した。

でも居酒屋にしては何か違和感を感じたし、最近の居酒屋は生き残りをかけてオリジナリティを出しているんだなぁと帰り道を歩いた。

 

 

 

それから月日が流れて

 

友人「スナックのママがさ、いろいろ話をするんだけどうまいのよ、ほんと」

僕「ふと気になったんだけどさ、スナックと居酒屋って何が違うの」

友人「結構違うよ。女性の方が運営してて、なんかのボスだったりする。飲み物を頼んだら同じものをママに頼まなきゃいけなかったり、あとカラオケが置いてあったりする。」

 

・・・

あーーー

あーーーーーーー

 

あれはスナックだったのかーーーーーー

 

スナックと居酒屋の違いは友人曰く

 

・店長がママと呼ばれる、どこかのお店の店長も兼任するらしい、一人で料理から会計まで全部やる

・カラオケが置いてある

・薄暗い

・お酒を頼むときママに同じものを渡すマナーがある

 

らしい。お水をママさんにもどうぞって入れるべきだったかもしれない。

 

 

僕「かなり前にさ、定食屋だと思って入ったところ居酒屋だと思っていたんだけどさ、たぶんあれスナックだ。」

友人「スナックを定食屋だと思って入ったってエピソードだけで面白い。なにやらかした?」

僕「豚の生姜焼きだけ頼んで、飲み物いる?って聞かれて水頼んだ。あと会計時にここ酒飲むところだからって言われた。」

友人「普通定食屋は客と話さねぇぞ。よかったなめっちゃ優しい人で。」

 

 

スナックと居酒屋には気を付けよう!終わり!