タンクと言う職業をご存じでしょうか。
チームの最前線で盾を張ったり攻撃を自分に集めたりして味方を守る職業です。
タンクにもいろいろ種類があり(俗称ですが)、前線で盾を張るバリアタンクや動き回って攻撃をよけつつ自分に攻撃を集める回避タンクだったりといろいろなタンクがあります。
この味方を守る役割を持つ魅力的な職業ですが、最近は「タンク」をやりたがる若者が減っているようです。なぜなのでしょうか。
お品書き
タンクの現状
タンクの現状をご紹介します。オーバーウォッチというゲームではロールキュー(ゲームをやる前に自分の役割を決める)が導入されており、それぞれのロールで待ち時間がかかれています。
みてください、タンクだけ2分未満。運営も「ほら、タンクいないからすぐプレイできるよ!」と言わんばかりの緑色でアピールしてきます。おまけにタンクをやるとゲームのアイテムがもらえる。
要するにタンクをやりたがる人がいない。
最近のゲーム:タンクと言う役職が存在しない
先日発売されたLeague of legendsを作った会社が作ったVALORANTというゲーム、Amazonから出たCrucibleにもタンクという役職はありません。
また攻撃を引き受ける能力より強い攻撃だったり妨害する能力が目立ちます。
なので最近のゲームは攻撃を受けたり避けたりする戦略より、攻撃vs攻撃でどっちが派手に倒せるかの方が重点的にみられている気がします。(もちろん最近のゲームには戦略性がないって話ではありません)
なぜタンクがないのか
一言でいうと「ストレスが超たまる」からです。
例えば前線でバリアを貼っていても、味方が攻撃してくれなければ意味がありません。なので周囲の状況も見ないといけないし、状況をみて自分も攻撃に参加しなければなりません。
ですが、状況把握は完璧にできないので味方から
「タンクちゃんとバリア貼れ」
だの
「攻撃するな」
だの
「盾に専念しろ」
だの言われます。人間である以上状況を完璧に見るのは不可能ですし「こっちの事情だってあるの!!!!!!」と叫びたくなります。
なのでタンクは別称「盾奴隷」「マゾ職」なんて呼ばれる。
と一部が攻撃を引き受けてストレスをためるより、みんなで攻撃した方が爽快感もあるし、結果論としてゲームから離れる人も少なくなるので、最近のゲームの動向は正しいのかもしれません。
タンク離れの解決
総評としてタンク離れの解決策としてはApex Legendsのようにタンクがより攻撃に参加できるようにするのがいいのではないでしょうか。
タンクとはいえ攻撃に参加できるようになればストレスもたまらなくなりますし、これまでよりタンクが魅力的な職になればタンクを志望する人が増えると思います。
盾奴隷界に活気が訪れることを祈って。