夏ですね!暑い!雪国生まれの僕はこの時期になると道路からの熱で足が半分溶けます。嘘です。
今日は小学生のある日、比較的栄えている夏祭りに行った話をします。
お品書き
大きな大きな夏祭り
それまで地元の公園でやっている小さな祭しか行ったことがありませんでした。なので大きい祭になると、浴衣着るべきなのか、お面を買うのはマナーなのか、未知のものに対する不安がありました。(結局私服で行ってお面は買わなかった。)
ちょうど祖母が家にきていて「これお祭りで使ってね。」と2000円渡してくれました。おかげで何を買おうか、金魚すくいでたくさん金魚を救おうかなぁと夢が膨らみます。
現地に着きました。花火もびっくりする爆音で鳴る太鼓、暗い夜道の道標みたいな屋台がたくさん並んでいる様子はパレードのようでした。
どんなものがあるのかなぁとワクワクしながら回るのでした。
くじ引き
ですが、そこには小さいお祭りしか経験してなかった僕にとって、ジンバブエドル並のインフレが起きてました。地元の祭で100円で売っているようなホットドッグが300円、綿飴が500円で売られていて、思わず「高っ!」と声を漏らしてしまいました。
屋台を出すお金とか高いでしょうし、しょうがないと思います。
しばらく回っていると、すべての元凶に出会います。くじ引きです。みなさんもYoutuberが喧嘩している動画を見たことがあると思います。
1等はゲームボーイアドバンスSP、超でかいエアーガンなど心を揺さぶるものばかり。ここで当てたら買えなかったものが手に入る!とそのくじ引きにかけるのでした。
結果はお察しの通り、一位なんて当たるはずもなく、しょうもないカードか、小さいガムしかあたりませんでした。それでも何回も引いて、気が済んだらお店を変えるを繰り返しました。その姿はギャンブル中毒者です。その場にいた友達も「当たらないからもうやめておけって」ってストップをかけてくれますが、聞く耳を持ちませんでした。
気がつくとお金が残りわずか、自分のお小遣いも持ってきたはずなのにもう100円玉しかない、でも目の前には欲しくて手が出せないものがあります。
こうして初めての大きな祭りは、有り金を全部溶かすトラウマになりました。
食べ物を買わず、飲み物を飲まず、くじびきも金銭的にストップがかかり、家に帰るのでした。
帰宅して
母「おかえり〜どうだった?」
僕「楽しかったよ」
母「そりゃよかった!お婆ちゃんのお金どうした?」
僕「...使い切った...」
祖母「えぇ...」
僕「お腹減った...」
母「まさかとおもうけどしょうもないくじ引きとかに使ったんじゃないでしょうね」
勘の鋭さ、日本刀。
僕「...はい。」
母、祖母「...はぁ...。」
その後みんなとお祭りを楽しむためにお金を使ってほしかったとか、ただでさえ運が悪い(当時からじゃんけんが弱く、運の悪さには定評があった)んだからあんなのやったらだめだよと説教をされ、僕も二度とやらないと決意をしました。
当時を振り返って
有り金を溶かしたのが失敗かと言われるとそうでもないです。
10年以上前のお話ですが、おかげでパチンコ、スロットなどのギャンブルには手を出さずに済んでいるし、ソーシャルゲームもやっていないし、依存症になりそうなものには自分でストップをかけられます。当時2000円という大金でしたが非常に安上がりだったかもしれません。
っていう記事をスマブラのギャンブル技を使うキャラ(ミスターゲームアンドウォッチ)を操作しているときに思いつきましたので記事にしました。