久しぶりにお題箱がきました!
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前記で旧帝大を受けましたが、落ちてしまい後期で受かった国立大学に通っています。
それなりに友達もでき、サークルにも入りまあまあ充実しているのですが時々やっぱりこの大学にいたくない。と思ってしまいます。
レベルの高い所で勉強したいから編入したい、とは思うのですがそれよりもここから逃げたい気持ちの方が大きいのではないか...とぐるぐると考えています。
こんなことを考えているにも関わらず、勉強にも身が入りません。
また、編入したらその大学院に進むつもりですが、大学院で進学したいところは編入を受け入れていません。
一応満足できる大学に編入し、そのまま院に進むか
それともこの大学を卒業し、本当に満足できる大学院に進むか迷っています。(どちらも合格できる自信はありませんが。。。)
よく分からないことを長々と書いてしまい、すみません。できればアドバイスや、励ましの言葉をお願いします。
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質問ありがとうございます。
大学には受かったし今の生活はまあ楽しい。けど一人になった時に大学受験の後悔がよみがえってくる。大学受験の不完全燃焼をどうしたらよいのかという感じでしょうか・・・?
まずストレス対策をして気分を楽にすることから始めましょう!
目次
- ストレスが頭の中にあるとパフォーマンスが落ちる
- ストレスを和らげるにはエクスプレッシブライティング
- それでも残ったストレスは勉強のモチベーションに!
- 大学に入って目指すのは何?
- 今の大学で頑張って、それでもだめなら編入、院進を
ストレスが頭の中にあるとパフォーマンスが落ちる
質問者の方は大学受験に失敗した、自分はこんな場所にいるべきではない。自分はこのままでいいだろうかと考えがぐるぐる回って不安、ストレスを感じている状態だと推測されます。
ストレスを感じていると脳のワーキングメモリをひっ迫され、パフォーマンスが落ちます。パフォーマンスが落ちた状態で勉学に励もうにも頭に内容が入ってこないし、捗りません。
まずはストレスを和らげることから始めましょう。
ストレスを和らげるにはエクスプレッシブライティング
まずはパフォーマンスを元に戻すための処方箋です。ずばりエクスプレッシブライティングをしてください。
内容は簡単、20分間ひたすら頭の中に思い浮かんだものを書き続けるというものです。4日間続けると効果があるそうです。
「大学を抜け出したい」「好きな勉強をしたい」思い浮かんだことをひたすら紙に書きましょう。紙に書きだすことで心配事を心から逃がすことが出来ます。
20分、長いですがやってみると効果があります。研究によると数週間から数カ月でうつや不安が改善し、穏やかになる傾向ももみられるそうです。
それでも残ったストレスは勉強のモチベーションに!
とは言え完全に消えないかもしれません。実はストレスはとらえ方を変えるだけでパフォーマンスを上げてくれる力になります。
「ストレスを感じてはだめだ~」じゃなくて「ストレスを感じているってことは自分の体が応援してくれるんだ、勉強頑張ろう」ととらえ方を変えましょう。
ストレスのとらえ方を変えるだけでも効果があります。
大学に入って目指すのは何?
質問者の方が言ってました「レベルの高い」とは何を指すのでしょうか?たぶん偏差値でしょうか?(間違っていたらごめんなさい)
きっといい大学に入って幸せになりたいんだと思います。その考えもあっていいと思います。
その前に幸福についてのお話をさせてください。
「自己決定理論」という多くの心理学者が支持している主張によると、永続的な幸福をもたらすのは
・関係性
・有能感
・自律性
の3つの目標です。高いところで学びたいというのは「有能感」に当てはまりそうですね。
ですが、「有能感」は「人生で何かを成し遂げるとき」に限ります。大学に入る=人生のゴールであればそれでかまいません。
・・・じゃないですよね。先程の3つの目標が満たされないときに、人は偏差値など外的な基準によって自尊心を高めようとするそうです。
なので幸せになりたいなら院進、編入はまだ考えないで下さい。どの大学にも素晴らしい研究室、教授はいます。編入や院進を考えるのは早いと思います。
今の大学で頑張って、それでもだめなら編入、院進を
ってことで質問者の方には関係性、有能感、自律性を満たす目標を立ててください。「得意分野で人の助けになる」とかあいまいでかまいません。
そんな目標立てられねぇとなります。なので今は勉学、サークルに励んで下さい。あるとき出てきます。
その目標が出てきたときに「その夢は編入、院進しないと叶わない」のであれば編入、院進をお勧めします。
一通り答えてみましたが質問者以外の方でも追加の質問があればどうぞ!最後に就活で言われた印象的な言葉で締めたいと思います。
人は救われた方法でしか人を救うことが出来ない
以上です。
参考文献