書いたと思っていたけど書いていなかった記事です。
2年前の出来事です。
目次
事故は起こるさ
「じこはほーら、おきるよ」どこかの機関車は歌ってました。
大学4年生の12月、バイトの帰り道の出来事。ちなみに半年後クビになることを本人はまだ知りません。
自転車でサークルのMTに向かっているときに事故は起こります。
~当時の様子~
車
↓
車←僕(この車でかいな)
↓
~0.1秒後~
車
←僕(あ、事故る)
車
↓
_人人人人人_
> ズゴン <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
気づいたら跳ね飛ばされました。
コンビニの車の出入り口のところで事故は起こりました。目の前の車が大きく、お互い視認できず、事故を起こした次第です。
その車の方は急いで車から出てきて「大丈夫ですか?」と声をかけてくれ、腰が抜けて動けない僕を安全なところに避難させてくれました。この時に何か違和感を感じます。
幸いにも軽い打撲で済みました。
え?日本語喋れない?
安全なところに避難した後に異変に気付きます、向こうが何か話そうとしているんだけど、とてもたどたどしい。まさかと思って Can you speak English? と聞いたところLittle.との回答。後から分かったのですが奥さんが中国の留学生の方らしく、それに同行してくる形で日本に来たそう。なので日本語も全然話せない、英語だったら少し話せるということでTOEIC535の英語力フルパワーでその場を乗り切りました。
日本で事故を起こしたのが初めてらしく、パニックになっていたのもあるのか「手続きを教えてほしい」と言われ、とりあえず警察に連絡することに。安心させたくて
「逮捕されることはないから安心してください」
って言いたいんですけど英語が出てこない(模範解答:Please be relieved because you will not be arrested.)。よくわからなかったのでYou won't go prison, let's relax.と言ったら鳩が豆鉄砲食らったような顔してました。(すみません)
その後警察に事情を話し、僕たちはこれ以上介入しないからとか免許証の住所更新しなさいとか諸々指導を受けて終わりました。
参考までに聞かれた内容は
・身分証明して
・事故の様子
・けが
・車種と防犯登録の番号
・自転車の傷、車の傷
を聞かれました。筑波大生は学生支援に行って事故を起こしたって報告をしないといけないらしいです。指導教員に言われました。(正直しなくても大丈夫らしいけど)
その後向こうの保険会社に連絡をし、向こうが悪いから何か事故にかかる費用を一部負担させてくださいと言われました。こちらは現時点ではわからないけど修理代をもしかしたら請求するかもしれないから後日見積もりをさせてくれと伝えました。
その人に「このあと時間ありますか?夕飯どうですか?」と聞かれたのですが(フレンドリーすぎるでしょ)、この後サークルのMTで被験者バイトの求人をしなきゃいけなかったので後日行きましょということを伝えてサークルに向かいました。
MTの帰り道「その自転車と一緒に帰りたくないです」と後輩に言われショックを受けていたのは別のお話
なぜか寿司を奢ってもらう
保険会社の方から「自転車屋で修理の見積もりを出してくれ」と言われ見積もりを出しました。しばらくすると向こうの方から
「お時間があるときでいいのでお昼一緒に食べませんか?」
連絡が来ました。この間行くって言ったし行きましょう。と日時を伝え、集合場所で待つことに
そうすると車で迎えに来てくれました。車には事故の時に着いた傷が痛痛しく残っていました。すると「じゃあ車に乗ってお昼食べに行きましょう!」と言われ「じゃあお言葉に甘えて!」と乗ることに、車内には奥さんがいました(奥さんは日本語が達者)。
相手の方が優しかったので助かりましたけど、一歩間違えてたら僕今頃解体されて臓器とか闇市場に売られてましたよね・・・。
行先は回転寿司屋(おいしかったです)。言われた内容としては
・保険会社にお金を払ってもらうと月々の料金が上がる(へぇ~)
・車の修理代は請求しないし、できれば一部そっちが負担してほしい。(そうだよな)
僕としても今回はお互いの不慮の事故だったし修理代は出来れば全部払ってもらってほしかったけど、まあ相手も可哀想・・・。
って話をしているうちにいつの間にか中国と日本の国の違いの話になって「なんで日本人はあんなに電車の中静かアルネ!中国だったらみんな喋ってるしスピーカーから音出すネ!(意訳)」という話とか諸々していました。
そのうち相手の方に「こんな青年にお金を払わせるのは可哀想」と思ってもらったらしく、寿司代は全部出してもらい、そして修理代もその場でもらいました。何というか嬉しいような・・・罪悪感が残るというか・・・。
その後大学まで送ってもらい、保険会社に「こちらで解決した」という連絡を入れ、解散しました。
という話をふと思い出して書いてないなぁと思い、記事にした次第です。